ブルースハープの種類

ハーモニカは大きく分けて3種類

10穴ハーモニカ (ブルースハープ)

 

一般的なハーモニカの形が10穴ハーモニカです。単音10穴ハーモニカともいいます。

 

英語では、テンホールズ・ダイアトニック・ハーモニカ (Ten Holes Diatonic Harmonica) と呼ばれています。また、テンホールズと略されることもあります。

 

10穴ハーモニカはブルース曲に使われることから、別名でブルースハープと呼ばれています。

 

ちなみに、ブルースハープという名称は、ドイツのホーナー社(HOHNER)の登録商標で、モデル名に使われています。

 

ブルースハープとは、10穴ハーモニカのことを指して言うこともありますし、ホーナー社のハーモニカのモデル名を指していることもあります。

 

10穴ハーモニカはベンド奏法(ベンディング)によって、半音低い音、一音低い音を出すことができます。
ベンド奏法はブルース曲でよく使われる奏法です。ベンド奏法(ベンディング)については、別の記事で詳しく解説します。

 

10穴ハーモニカの使用ジャンルとしては、ジャズ、ブルース、ロック、ポップス、弾き語り等、幅広く使われます。幅広い演奏に使えるので、よく使われるハーモニカです。

 

キーについて、10穴ハーモニカには、12のキーがあります。特に吹く曲が決まっていない場合や、ハーモニカ初心者には、C調がお勧めです。初心者向けのハーモニカ教室、教本や教材では、C調が使われることが多いようです。

 

10穴ハーモニカのボディは、アルミ製、木製、プラスティック製(樹脂製)があります。それぞれ、音色に特徴があり、ボディの材質の違いから使用感も異なります。

 

ハーモニカの選び方については、別の記事で詳しく説明します。

 

主なメーカーと10穴ハーモニカ
トンボ楽器製作所:
鈴木楽器製作所:
ホーナー(HOHNER):

 

 

クロマティック・ハーモニカ

クロマチック・ハーモニカ (Chromatic Harmonica)は、上下式とスライド式の2種類の構造があります。

 

上下式クロマチック・ハーモニカとは、元々は日本の学校教育用に造られたものです。吹き口が上下2段になっているのが特徴です。そのためハーモニカに厚みがあり、口が小さい小学生くらいの子供には、吹くのが難しかったようです。そのため、現在では、あまり使われておらず、アンサンブル用に使われたりするくらいで、用途が限られています。

 

上下式クロマチック・ハーモニカのことをシングル・クロマチック・ハーモニカ (Single Chromatic Harmonica) と呼ぶこともあります。

 

現在では、スライド式クロマチック・ハーモニカが一般的に使用されています。吹き口は一列になっていて、内部は上下2段構造になっているのが特徴です。

 

また、テンホールズ・ハーモニカと違い、レバーが付いているのが特徴です。レバーを押したり、放したりすることで、音を変えられます。C調のスライド式クロマチック・ハーモニカであれば、レバーを放した状態では、Cのリードが鳴る仕組みになっていて、レバーを押した場合は、C#のリードが鳴る仕組みになっています。

 

スライド式クロマチック・ハーモニカは構造が複雑で、奏者の演奏技術も高いものが要求されるハーモニカです。上級者向きのハーモニカになります。値段もテンホール・ハーモニカに比べて高いです。

 

クロマチック・ハーモニカの使用ジャンルとしては、ジャズ、ポップスなどに使われます。

 

 

複音ハーモニカ

複音ハーモニカは英語では、トレモロ・ハーモニカ (Tremolo Tuned Harmonica)と呼ばれています。

 

複音ハーモニカは、上下に穴が2段あり、1音につきリードが2枚あるのが特徴です。ピッチを少しだけズラして調律してあるので、ビブラートがかかった演奏が可能になります。

 

複音ハーモニカの使用ジャンルとしては、古い歌謡曲や演歌、民謡などに使われます。

 

 

その他のハーモニカ

ハーモニカの種類は大きく分けると上述した3種類で説明できますが、他にもハーモニカの種類はあります。

 

例をあげると、オクターブ・ハーモニカ、コード・ハーモニカ、バス・ハーモニカなどがあります。これらは、ハーモニカ・アンサンブルなどで、伴奏楽器として使われるハーモニカです。

 

利用方法が限定されているので、製作しているメーカーもラインナップも少ないです。特殊なハーモニカといえるでしょう。

初心者にお勧めのハーモニカは?

ハーモニカの種類は3つあることを解説しました。

 

初心者は、どのハーモニカを選べばいいか、迷うと思います。

 

結論から言うと、10穴ハーモニカ(ブルースハープ)がお勧めです。構造や演奏が比較的、簡単であることと、曲のジャンルを問わず幅広く使えるからという理由です。

 

当サイトで紹介している平松悟のハーモニカ上達革命も、10穴ハーモニカ(ブルースハープ)を対象とした教材です。

 

クロマティック・ハーモニカはレバー操作も加わるので、初心者にとっては、吹くのが難しく、値段も高いです。

 

複音ハーモニカは、一般的な楽曲ではあまり使われていないので、ハーモニカ初心者には向いていません。

 

ハーモニカの選び方については、別の記事で詳しく解説したいと思います。